「トロッコ王国美深」-渡邊さんの初投稿に寄せて
- 2008.09.18
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「トロッコ王国美深」についての渡邊さんのレポートに感動しました。
スケルトンのダブルデッカーに乗り、心地よいスピード感に浸りながら自然の息吹を肌で感じ、一段高い視点から遮るもののない沿線のパノラマを堪能できる仕組みが、この日本にあったとは---。
とたんに興味がふつふつと湧き、改めてこの成り立ちを探ってみました。
1985年に廃線になり、放置された線路を何とか活用しようと、なんと13年後の1988年に住民有志がNPOを立ち上げて知恵を絞って実現したとありました。これを知っただけでも、練りに練った地元の熱意が伝わってくるではありませんか。
密室の中で、ただスピードだけを求める新幹線の旅を揶揄し、現代人が求める、これこそもう一つの「第三の鉄道の旅」といえるでしょう。
廃線利用でなくても、わざわざ線路を敷いても、この仕組みは「心を癒す旅」のターゲットになり、これすなわち、省エネ時代の観光の新たな目玉になるのではないか---なんて感慨にふけっています。
私もこの夏、アメリカノースカロライナ州でNPOによる、廃線利用のSL、往復20kmに乗ってきました。
無蓋車、カブース(乗務員専用車両)、窓枠・屋根つき車、普通客車など面白い編成でした。
いずれ新たに投稿しますが、国は変わってても同じNPOによる、その写真の一端を送ります。
ああ、紅葉のころはどんなだろうか、乗ってみたい! 「北の大地」にふさわしい、「目からウロコが落ちる」レポートをありがとう。
投稿者:森田芳夫
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