『天地人』第4回「年上の女(ひと)」

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 はい、今週土曜(31日)午前中にようやく観ました。これならわざわざ録画せずお昼の再放送観ればよかった感じですが。事後報告になって申し訳ないのですが、第4回は視聴率を延ばし、早くも26.0%を記録したようです。『篤姫』で味をしめたのか、ホームドラマ路線を継承してゆくのでしょうか。さて、今回の内容。
 完全にラブコメ路線に突入してしまいましたね。謙信に心を寄せるお船の姉お悠、婚姻した景虎と景勝の妹華姫、そして景勝がお船にひと目惚れの設定だったのが、いつの間にかお船と兼続がいい仲になっています。でもお船と兼続の関係って絶対、ハウス名作劇場『アルプス物語わたしのアンネット』に登場するアンネットとルシエンの「女王と下僕」ですよね。府内湊へ買い物へ行くときは「兼続ついて参れ」ですし、その帰りに雨に打たれて、小屋で二人っきりになると「そなたには女はまだ早い」ですから。でも、小屋のシーンはもう少しラブコメ度を高くしたほうがいいのにと思うのは余計なおせっかいでしょうか。
 あと、お船と兼続が従兄妹の関係になっており、兼続の母は泉重歳女でなく、直江親綱女のほうを採用したようです。まぁ、そちらのほうが兼続とお船の関係がより親密になってよいのですが、となると父樋口惣右衛門の身分を自動的につり上げないと、薪炭用人の樋口家ではつりあいがとれないのではないでしょうか。
 さらに信長の使者とかで、幸村の妹から姉に設定が替わったとかいう初音(長澤まさみ)登場。兼続との三角関係にもっていきたいようですが、なぜ、真田家の身分の娘が歩き巫女のような女忍者になっているのでしょうか。なんかこのあたり頭がメダパニしそうな内容です。
 あと興味深かったのは上田衆の面々の名が登場したこと。雲洞庵にいた利発そうなぼっちゃんは安部政吉でした。あの天正10年(1582)の本能寺の変の際、魚津城で玉砕してしまった悲劇の武将です。こういうマイナーな人物が登場するのは面白味がありますね。でも、子役時代から大人になっているので、子役との対比ももう少し分かりやすくしたほうが……。
あとこちらも相互リンクしていますのでぜひ併せてお読みください。
桐野作人先生『膏肓記』
橋場日月先生『日次記(ひなみき)』
かわい先生の『豊泉堂雑記』
 史跡紀行ではのちの上杉米沢藩となる山形県米沢市を紹介。今回登場した信長が謙信に贈った洛中洛外図屏風は米沢市上杉博物館にありますが、常設ではなく企画展のみの公開で、たまたま僕が秋に行った際は観ることができました。しかし、残念なことにこの米沢市上杉博物館にはスタンプがありませんでした。今回は昨年1月に訪れた際の米沢城跡(上杉神社)とJR米沢駅のスタンプをUPします。こちらの雪バージョンのほうが、季節的な雰囲気も出ていいでしょ!
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投稿者:管理人
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