『天地人』第5回「信長は鬼か」

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 今回は創作部分の信長と兼続が岐阜で会見する話でしたが、ここで秀吉と三成にも顔合わせの意味があったんですね。ただしストーリーは拍子抜けでしたが。
 信長の南蛮趣味を集めた部屋につれて行かれ、そこで信長とサシでワインを飲む兼続。洛中洛外図を贈った理由や、仏を討つのは間違いなどどぬかす兼続。あれー、たしか謙信ってその前に越中で一向宗を撫で斬りにしていたのでは? まぁ最後は本願寺と講和したのは事実ですが。
 で、信長は「あやつを殺せ」と指示を出し、初音と三成の機転によって救われます。そういえば初音が真田幸村の妹から姉に設定が替わった理由は橋場先生の日次記で知りました。そもそも幸村の血縁とするところにムリがあります。娘まで歩き巫女(くの一)に仕立てる父昌幸って非情ですね。ところがその帰路も描かれず、長島一向一揆鎮圧もすっ飛ばしていきなり天正3年(1575)の長篠の戦いのダイジェスト。さらに1年過ぎて天正4年(1576)に入ります。
 それにしても桐野先生の『膏肓記』に書かれているようにものすごい「義」のインフレ。そもそも「義」とは自分の都合のよい解釈(大いなる私情)にしかとれなくなるのは僕だけでしょうか。
 あと、お船の婿選びが決まりそうで、お船は兼続に心を寄せているのに、相変わらず鈍い兼続。それよりお船って景勝の初恋の相手ではなかったのでしょうか。もうこの頃には兼続が景勝との仲をとりもつための余計なおせっかいもないし、どうもこのストーリー矛盾が多いですな。
 史跡紀行では信長の居城・岐阜城のあった岐阜市を紹介。はい、ここは地元なので何度も行きました。ただし写真は少ないですがね。岐阜城は標高339mの金華山山頂にありますが、中学の頃、自力で登ってバテバテになりました。やっぱロープウェーは楽チンですね。岐阜公園へは昔は名鉄の路面電車が走っていましたが、今はもうありません。僕が行った頃は岐阜城にスタンプが26個もあって驚いたものですが、路面電車も駅弁もなくなり、観光産業が衰退した現在はスタンプも4個しかなく寂しい限りです。今回はJR岐阜駅のスタンプと岐阜城の写真およびスタンプをUPします。
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投稿者:管理人
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