『風林火山』第46回「関東出兵」

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『風林火山』も最終回までカウントダウンが近づいてきました。テレビこそタイムリーで観たものの、来年の大河ドラマ『篤姫』関連本はかきいれ時で、まったくUPしている時間がとれませんでした。師走も近づきますます慌しくなる時期で、各先生方の大河ドラマ批評も出足が遅れている模様です。
今回はようやく四郎が元服し、勝頼となります。勘助は海津築城にとりかかり、勝頼を城に入れようとしますが、高坂昌信は「城を打って出ててはいけない」といいます。で、高坂は34歳になるにに独身(?)のようで、勘助はリツをすすめるようなふくみをもたせますが、どうなるのでしょうか。
で、景虎改め政虎の関東出兵。関東管領の威光もあったのか、あっという間に10万の軍勢に膨れ上がり、おごりが生じます。今回は忍城主の成田長泰とのエピソードに時間を割いていました。長泰の妻伊勢は政虎の母虎御前に似ていることで人質としますが、これは謙信が恋をしたという上野国平井城主の千葉釆女の娘・伊勢姫から引っぱっています。で、小田原を包囲しますが城は落ちず、政虎は城の前で一人酒をかっ食らう始末。で、鎌倉の鶴岡八幡宮で関東管領に就任したのすが、その帰り居並ぶ諸将は皆拝礼をしていますが、長泰だけは下馬もせず馬上から謙信を見ています。これに怒った政虎は長泰を打ち付けます。なぜ長泰が下馬しなかったかというと、これもエピソードがあるようで、藤原家の流れをくむ成田家は、源氏の八幡太郎義家に対しても馬上から挨拶をした名門だったそうです。この故事を知らない政虎は多くの武将の前で顔を打って恥をかかせたため、関東の諸将の離反を招いたとか。政虎の気性の激しさを物語るエピソードで知られています。
史跡紀行は群馬県前橋市の厩橋城跡を紹介していました。しかし、これとて物語の関連性が薄いです。成田長泰とのエピソードや伊勢姫の話を出すのであれば埼玉県行田市の忍城か群馬県藤岡市の平井城を取り上げるべきでしょう。ということで今回は菊地会員に取材してもらった忍城と行田駅のスタンプをUPします。
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投稿者:管理人
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