『天地人』第17回「直江兼続誕生」

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 大変遅ればせながら、取材から帰京後にようやく録画を観ましたのでUPします。本来なら4月末日に更新するつもりだったのですが、5月に入ってしまいました。
 いろいろなことがあって焦点がボケてしまったような今回でしたね。直江信綱が亡くなって未亡人となったお船と兼続が結婚して直江家の名跡を継ぐ。これで今回の主人公である直江兼続が誕生するわけです。でも国内争乱で夫婦は顔を合わすこともなかったと。まぁ、時期的にいえばそうかもしれませんが、形だけでも式くらいはあげてもいいでしょうに。本来のラブコメ&ホームドラマのつくりに習うなら……。
兼続「お船ちゃん、じ、実わ、ぼ、僕は君のことがず、ずっと好きだったんだ」
お船「私もよ兼続、あなたのことが好き」
 とこんな具合な青臭いドラマなるのですが、どうもシリアスになってしまい、どういう視聴者を対象にしているのかわかりません。その頃、すでに信長の軍は越中に侵攻し、防御の要となる魚津城に迫ります。魚津城では老臣の吉江宗信や兼続の幼なじみの安部政吉も討死してしまうわけですから、このあたりは幼少の頃からの深い関わりも描いてほしかった気がしますね。
 一方、余計な安土城で信長と石田三成が面会。信長への仕官を断ったあと、あのうざい初音と何やら話しております。原作では初音と兼続が男女の関係をもつのですが、これでは三成と初音のほうが仲睦まじいですね。ドラマでは初音との関係をはばかったのでしょうか。どーでもよいことですが。
 天正10年(1582)に入って武田家はあっけなく崩壊。景勝も援軍を送りますが、勝頼は自害して武田家は滅亡します。ここで信長が光秀を折檻。これを家康が止め、このあと光秀は家康と茶をたしなみ、「このまま上様について行く気か」と家康にもちかけます。本能寺の変は光秀・家康共謀説をとるのでしょうか。そして光秀は天海に転身するのでしょうか。
 武田家滅亡後、景勝のもとへ輿入れしていた菊姫は「何の値打ちもありません」と嘆き、景勝は「夫としてこれからも守ってまいる」と無骨ながらも美しき夫婦愛。菊姫も「いま初めて妻となれた」と涙を流します。ですから本題の兼続とお船夫婦はどーしちゃったのよー?
こちらの批評も併せてお読みください。
橋場日月先生『日次記(ひなみき)』
 史跡紀行では新潟県長岡市与板町の与板城跡や与板歴史民俗資料館の直江兼続像、日吉神社などが紹介されました。ここは昨年8月に「青春18」で日帰り旅行したところです。与板町内のポイントをくまなく取材したのですが、本与板城だけは本丸まで行けませんでした。今回は与板城遠景と兼続像、与板歴史民俗資料館のスタンプをUPします。
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投稿者:管理人
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