地歴と旅(KK)

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童謡の里を訪ねて ~浅草の浅草寺境内 「鳩ポッポ」 ~  by 菊地 正浩

  • 2013.12.15

    日本の観光地を代表する浅草。雷門から仲見世はいつも観光客で賑わう。人の流れに身をまかせ、江戸の風物を現代に置き換えて味わいながら歩くと本堂前へ到着する。日本人に混じり多くの外国人観光客までが、お賽銭を上げて祈っている。祈っているのか、形式上ただ手を合せているのかは定かでない。お参りがすむと、左手にある五重塔へ行ったりする。見物には事欠かない。   しかし、傍らにある「鳩ぽっぽ」の歌碑には、日本人も興味がないらしい。歌碑を読まずに、しかもあまり深く考えないような、カップルや若者のグループが時々記念撮影をしている。果して何人の人がこの歌碑を理解しているのだろう […]

大名庭園サミットに参加して  by 小暮 幹雄

  • 2013.11.08

  10月6日(日)~7日(月)福島県会津若松市の県立博物館で、大名庭園民間交流協議会主催の『第8回大名庭園サミット』が開催され、NPO法人小石川後楽園庭園保存会の方々と共に参加しました。参加団体は、金沢城・兼六園研究会、岡山藩郡代・津田永忠顕彰会、偕楽園公園を愛する市民の会、NPO法人小石川後楽園庭園保存会、栗林公園ボランティアガイドクラブ、彦根ボランティアガイド協会、広島県縮景園友の会、福井・養浩館庭園を愛する会、NPO法人会津鶴ヶ城を守る会の9団体でした。 県立博物館で受付を済ませた後に、地元のボランティアガイドの案内で鶴ヶ城を見学しました。天守閣は戦後の復元で、5層の天守閣内 […]

隅田川両岸にある二つの隅田公園  by 菊地 正浩

  • 2013.09.09

   隅田川は江戸時代から墨提の桜、夏の花火などで知られ、多くの文人墨客を生み歴史を刻んできた。川の真ん中を区界にして、荒川、台東、中央、北区、足立、江東、墨田の7区に分かれている。真ん中に杭を打ち込んでいるわけでもない。 明暦の大火(1657・通称振袖火事)後に両国橋が架かり開発が進んだ。昭和15年の向島区と本所区の人口は、合計48万人だったが、昭和20年3月10日の東京大空襲で潰滅し、僅か7万7千人余りになった。昭和22年、両地区が合併して墨田区が誕生した。   ●東京大空襲の爪痕と新しい景色「東京スカイツリー」 東京大空襲では多くの犠牲者が出たが、隅田川の言問橋辺りも […]

東京都で太平洋の大海原を見渡せる温泉郷  by 菊地 正浩

  • 2013.07.19

  伊豆諸島八丈島は都心から約290km離れ、南九州、南四国、紀伊半島などと類似した黒潮圏にある。羽田空港からジェット機で僅か45分、花と緑と温泉の離島だが紛れもなく東京都である。温泉の湯船から夜は満天の星、元旦初日の出のご来光が望める。 温泉郷は中之郷、樫立、末吉地区などの海岸に湧出し、硫黄泉で含有分が良質である。       樫立の伊郷名地区は、古くは湯郷名と呼ばれ八丈島随一の温泉地であった。1972年(昭和47年)2月29日、八丈島近海地震(M7.2震度5)のために、泉源の位置が海岸の波打ち際になった。 温泉施設は町営と自治会が主体で、地元では銭湯 […]

童謡の里を訪ねて④  武田信玄が布陣した茶臼山   by 菊地 正浩

  • 2013.05.04

  長野県長野市篠ノ井は長野市の南部に位置。JR篠ノ井駅で信越本線と篠ノ井線が分岐し、交通の要衝として発展した。 茶臼山は篠ノ井駅の北西約3km、信越本線の車窓からも近く見える。永禄4年(1561)、千曲川の対岸、妻女山にこもる上杉謙信との決戦を前に、信玄軍一万八千余が布陣したところである。犀川から千曲川沿岸の川中島平が一望出来る景勝地である。同時に地滑り地帯としても知られ、ところどころに防災施設がある。   この傾斜地を利用して自然植物園と動物園、恐竜公園、冒険の森などがあり、県内外からの観光客も訪れる。       < 童謡の森 &g […]

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